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プロポリス成分一覧
グリーンプロポリスに含まれる成分
では『グリーンプロポリス』にはどのような成分が含まれているのでしょうか。
アルテピリンC | 桂皮酸誘導体、アルテピリン、キナ酸エステル、クレロダン系ジテルペン |
フラボノイド | ケルセチン、フェノリックス、フラボノール、フラボン、フラバノール、フラバノン、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、アカセチン、クリシン、ルチン、ペクトリナリゲニン、ピノセンブリン、テクトクリシン、ケンフェロール、ケンフェライド |
フェノール類 | カフェイン酸フェネチルエステル、桂皮酸、フェルラ酸、イソフェルラ酸、P-クマル酸 |
クマリン類 | エスクレチン、スコポレチン |
有機酸類 | 安息香酸、没食子酸、オレイン酸 |
芳香性アルデヒド類 | バニリン、イソバニリン |
ビタミン | プロビタミンA、ビタミンB1、B2・B6・H・E・F・P・D、葉酸、パントテン酸、ニコチンアミド、ナイアシン |
ミネラル | マグネシウム、カルシウム、カリウム、リノール酸、リノレン酸、バリウム、ホウ素、クローム、コバルト、銅、鉄、マンガン、モリブデン、ニッケル、シリコン、セレニウム、銀、ストロンチウム、チタニウム、バナジウム、亜鉛 |
アミノ酸 | アルギニン、スレオニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニンバリン、アラニン、グリシン、ブロニン、グルタミン酸、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファン、シスチン、セリン |
その他成分 | センプリン、カエンプフェロール、クスリン、テルペンキサントルヘオル、ブテロスチルベン、ポリサッカライド、ラクトン、ピノセンブリン、ガランギン、ピノバンスキン、ピノバンスキン-3-アセテート、テルペン、フィトンチッドなど |
●特に注目されている成分が「アルテピリンC」「フラボノイド」などの成分です。
●プロポリスに含まれる成分は判明しているだけでも数百種類以上あるので『天然の宝物』といえるかもしれません。
●身体に有用と大きく期待されている成分が豊富に含まれています。

「グリーンプロポリス」には様々な自然の成分が豊富に含まれ、まだまだ研究が進められていて新しい事実や発見も続いています。効果・効能を宣伝することは出来ませんが、ご自分の健康の為に是非調べてみてください。長年の悩みを解決できる糸口になるかもしれません。
【アルテピリンC】(桂皮酸誘導体)
1995年、ブラジルの一部地域(ミナスジェライス州・サンパウロ州の一部)特有のアレクリン系バッカリス種(学名:Baceharis Dracun Culitolia系)を起源植物とするプロポリス(グリーンプロポリス)だけに含まれる成分中に“アルテピリンC”という物質が5%含まれており、フラボノイドなどと共に抗菌・抗腫瘍作用があることを林原生物化学研究所が発見しました。
1998年及び1999年の日本癌学会で、アルテピリンCはフラボノイドではなく桂皮酸誘導体であると発表され、プロポリス研究の第一人者、川崎医科大学名誉教授、大本哲夫博士によって医薬品に匹敵する抗菌性、抗ガン性があることが突き止められました。
突然変異を起こしたガン細胞は、非常に速く無制限に増殖しますが、アルテピリンCは、このような短時間に増殖をするガン細胞を選択攻撃します。ガン細胞を封じ込み、損傷部修復といった多くの抗ガン作用を持っているのです。
アルテピリンCの臨床応用への基礎研究が行われた実験では、プロポリスの中からアルテピリンCを取り出し、各種腫瘍細胞(人の肺ガン、胃ガン、喉頭ガン、悪性網膜腫、悪性黄色腫などや、悪性リンパ腫、リンパ性白血病、前骨髄性白血病、単球性白血病、悪性組織球性リンパ腫など)など15種類のガン細胞の試験管内培養細胞にアルテピリンCを直接的に10〜100mg/ml投与することにより3日以内にほとんどのガン細胞が死滅し、抗ガン作用による強い増殖抑制効果があることが判明しました。
さらに、実際の生体における抗ガン作用を確認するため、胃ガン細胞・肝臓ガン細胞・結腸ガン細胞をヌードマウスに移植した実験では、ガン細胞を移植し100日が経過したヌードマウスの背中には大きなガンが成長するのに対しガン細胞を移植した後にアルテピリンCを定期的に注射したマウスのガン細胞は、増殖が停まり、さらには壊死を起こしガンが脱落、または小さくなっていました。またロイコトリエン類やヒスタミン、サイトカインの分泌を抑制することが報告されています。
[確認されている作用]
・抗菌・抗MRSA(耐性黄色ブドウ球菌)・抗ガン・抗腫瘍作用など
【フラボノイド】
天然に存在する有機化合物群で、クマル酸CoAとマロニルCoAが重合してできるカルコンから派生する植物二次代謝物の総称で、フラボノイドを水酸化したものをフラボノールと呼び、ポリフェノールとして一般に知られています。その中にアントシアニン、カテキンやフラバンを含む広い概念で、付着する糖のバリエーションを考慮すると7,000以上の構造が知られています。
色素性を持つものも多く、強い抗酸化力を持っています。動くことのできない植物は、常に紫外線から強い酸化ストレスを受け、光合成によって動物の何倍もの活性酸素を発生させる危険にさらされていますが、その危険から逃れて生き抜く為に自らがフラボノイドに属する抗酸化機構フィトンチッドを発達させて対抗しています。また、フラボノイドの中でもピノセンブリン・クリシンは、抗ヘリコバクターピロリ作用を持ち、ケンフェロールはガン予防作用があると言われています。
[プロポリスに含まれるフラボノイドの主な化合物]
・ポリフェノール・アントシアニン・イソフラボン・オーロン・カテキン・カルコン・ケルセチン・フラバノン・フラボン・ピノセンブリン・クリシン・ケンフェロールなど
[確認されている作用]
・抗癌作用・抗腫瘍作用・抗酸化作用・免疫力強化・抗アレルギー・血管強化・血行促進・抗血栓・抗ウイルス作用・コラーゲンの合成(細胞膜)を強化・鎮静作用・精神安定効果など
【フェノリックス】(Phenolics)
フェノリックスはクマリン、イソフラボン、フラボノール、アントシアニディンを含む生理活性成分の総称です。その生理的作用として、イソフラボンは更年期・月経閉止期障害改善、フラボノールは抗酸化作用、アントシアニディンは血液循環・抗酸化作用があることが報告されています。
[確認されている作用]
・更年期障害改善・月経閉止期障害改善・抗酸化作用・血液循環作用など
【P-クマル酸】
アントシアニン中に存在する酸の一つで、ケイ皮酸に水酸基がついた構造を持つ有機化合物です。結晶性で固く、水にはわずかしか溶けませんが、エタノールやジエチルエーテルには良く溶けます。
食品にはハムやベーコンなど発色剤が使われていますが、これを亜硝酸塩といい、肉に含まれる2級アミンと結合してニトロアミンという発ガン物質を作ります。P-クマル酸は酸化防止剤の効果もあるため、アミンが結合する前に亜硝酸を追い出しニトロソアミンが生成されるのを防ぐという重要な役目を果たしていて、胃癌のリスクを減らすと考えられています。
[確認されている作用]
・抗がん作用・抗菌作用・抗酸化作用・チロシナーゼ阻害作用など
【クレロダン系ジテルペン】
1991年、国立予防衛生研究所の松野哲也・ウイルス室長らの研究でプロポリスから抗がん物質が抽出されたことが発表され、大きな反響を呼びました。ブラジル産プロポリスの成分から、クレロダン系ジテルペンの一種である新しい化合物が発見されたのですが、これを肝臓がんや子宮頚がんの患者から採取したがん細胞に加えてみたところ、十時間後、がん細胞の分裂増殖サイクルのうち増殖するS期に限って、抑制効果が現れたのです。
そして、その一日後にがん細胞は死滅しました。その後プロポリスを相当進行した子宮頚がんと肝臓がんの患者に飲ませ続けてみたところ3ヶ月から1年の間にがん細胞はほとんど死滅しました。
プロポリス自体が臨床で医学的にもがんへの効果、特にがん細胞を増殖させない効果が認められており注目を集めていますが、成分が完全に解明されていないためプロポリスのどの成分ががんに働いているのか、効果をもたらしているのか確定できていません。現状ではカフェイン酸フェネルエステル・ケルセチン・クレロダン系ジテルペン・アルテピリンCなどの相乗効果によるものではないかと推測されています。
[確認されている作用]
・抗ガン作用・抗酸化作用・細胞増殖阻害など
【ケルセチン】
水溶性のビタミン様物質の一つです。ビタミンPに含まれるフラボノイドの中のフラボノール類に分類され、活性酸素を取り除く働きがあります。緑茶に含まれ、某メーカーが「特保」として発売した緑茶は「脂肪を減らす」効果があるとして販売されています。
ケルセチンはビタミンCを安定に保ち、さらにビタミンCの優れた抗酸化作用を支える役割をもつほか、毛細血管の血管壁を緻密(ちみつ)にして栄養・酸素が血管に出入りする機能を適度に調整、高血圧予防、強い抗炎症作用で花粉症・アレルギー症状の緩和、末梢血管の強化、脂肪燃焼作用、血流改善、動脈硬化・高血圧・心筋梗塞などの生活習慣病予防の作用をもちます。
[確認されている作用]
・血流改善効果・コレステロール値を下げる効果・動脈硬化予防効果・関節痛の症状をやわらげる効果・抗酸化作用・抗炎症作用・脂肪燃焼作用など
【フラボノール】
フラボノールとは、水酸化したフラボノイドのことです。フラボノイドとは、抗酸化作用、血流の改善、精神安定に効果がある天然化合物でポリフェノールの一種です。ポリフェノールは、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きをしていますが、抗酸化物質であるフラボノイドをとるのは、全ての身体の不調の原因ともいわれる大量のフリーラジカル「活性酸素」を退治する体内酵素(SOD・CAT・GPO)の補助の為です。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・血流改善作用・精神安定作用・活性酸素抑制作用
【フラボン】
フラボンはフラボノイド系色素のポリフェノールの一種です。フラボンは一般的に淡色(主に無色や黄色)の色素です。フラボンは多くの植物に存在するポリフェノールの色素で、サクラソウ属の葉などから分泌される白色の粉や、一般的に白色をした花びらに多く含まれています。
[確認されている作用]
・抗癌作用 ・抗腫瘍作用 ・抗酸化作用 ・免疫力強化 ・抗アレルギー ・血管強化 ・血行促進など
【フラバノール】
フラバン-3-オール(flavan-3-ol、フラバノール)類は、2-フェニル-3、4-ジヒドロ-2H-クロメン-3-オール骨格を有するフラボノイドの一群です。代表的なフラバノール類としては、カテキンやカテキンガラートがあります。簡単に言えばお茶やコーヒーに多く含まれているカテキンはこのフラバノールの一種類です。そのカテキンを含むフラバノールが頭を良くするという説があります。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・血圧を下げる作用・認知症予防作用など
【フラバノン】
フラバノンはフラバンを骨格とするフラボノイド系のポリフェノールの一種で、植物に配糖体(糖質以外の物質とオリゴ糖が結合した成分)という形で存在します。
フラボノイドは毛細血管を保護して丈夫にすることで知られ、また抗酸化作用、抗菌作用(虫歯菌の増殖を抑えるなど)、抗がん作用、抗アレルギー作用や血圧の上昇を抑制する効果が知られています。フラバノンは更にヘスペリジン、ナリンゲニンなどに細分化されますが、ヘスペリジンには毛細血管を強くする作用、抗アレルギー作用、抗ウイルス作用が指摘されています。
[確認されている作用]
・血管増強作用・血圧上昇抑制作用・抗酸化作用・抗菌作用・抗ガン作用・抗アレルギー作用・抗ウイルス作用
【アントシアニン】
ポリフェノールの一種、フラボノイド系の物質で強力な抗酸化作用を持ちます。抗酸化作用はかなり強力で、ビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍とも言われるため、血液をさらさらにし、冷え性や肩凝り、むくみ、肌荒れ、疲れやすいなどの成人病予防や老化防止に大きな期待を集めています。
また、コラーゲンの生成や維持を促進することから美肌にも効果があると言われています。アントシアニンとは、植物が紫外線から実(身)を守るために蓄える成分ですが、古くから目の働きを高める効果や眼精疲労を予防する効果があることで知られていて、現在ではサプリメントなどに利用されています。
●アントシアニンの抗酸化力が水晶体を紫外線ダメージから守ることによって、白内障の予防に繋がります。また視覚機能を改善する効果もあります。
●アントシアニンには、内臓脂肪の蓄積を抑えメタボリックシンドロームを予防する効果があり、生活習慣病の要因に働きかける効果的な成分としても注目されています。
●花粉症の症状の代表例として、くしゃみや鼻水、目の痒みなどが挙げられますが、通常身体の免疫反応は体内に入ってきた花粉を有害なものとみなして、体の外へと退治しようとします。このときに「ヒスタミン」という物質が放出され、体のSOSに応えようとします。このヒスタミンが花粉を洗い流そうとして、くしゃみ・鼻水・目の痒みといった、花粉症の症状が引き起こされる仕組みになっています。アントシアニンには、このヒスタミンを減少させる働きがあります。
[確認されている作用]
・視覚機能改善作用・眼病予防・メタボリックシンドローム予防効果・花粉症予防作用・抗酸化作用 ・抗アレルギー作用・血行促進 ・肌荒れ ・成人病 ・老化防止 ・美容コラーゲンの合成(細胞膜)強化作用など
【イソフラボン】
イソフラボンは、女性らしい体を作る役割を持ち、女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期障害の症状を改善する効果や、骨粗しょう症を予防する効果があります。
●イソフラボンは、エストロゲンの分泌を促し、更年期障害の症状を改善する効果があります。またエストロゲンの過不足を整える作用は、エストロゲンの過剰分泌が原因で引き起こされる乳ガンの予防につながると考えられます。
●イソフラボンには、骨の中のカルシウムを溶け出さないようにする働きがあります。またエストロゲンの分泌を促し、骨の中にカルシウムを蓄えることで、骨粗しょう症を予防し、骨量を増やす働きがあります。
●イソフラボンには、肌の弾力性を保ち、しわを改善する効果があります。このようなイソフラボンの美肌効果は、化粧品や美容のサプリメントにも応用されています。
●イソフラボンは、血液中に増えすぎたコレステロールを減少させる効果があり、生活習慣病や動脈硬化の予防に役立ちます。実際の調査結果で、イソフラボンを多く摂取している地域ほど心筋梗塞の患者数が少ないというデータが得られています。
[確認されている作用]
・更年期障害改善作用・骨粗しょう症予防作用・美肌効果・生活習慣病の予防・改善効果など
【カテキン】
カテキンは、主に緑茶に多く含まれているポリフェノールの一種で、渋味や苦味のもととなる成分です。強い抗酸化作用や殺菌・抗菌作用を持ち、生活習慣病や肥満を予防し、細菌やウイルスから体を守る効果があります。
●カテキンが持つ抗酸化作用は、活性酸素の増加を抑え生活習慣病の予防に役立ちます。
●カテキンは、唾液や膵液に含まれる消化酵素の働きを抑え、時間をかけて消化を行うことで血糖値の上昇を抑える効果があります。
●カテキンには体脂肪を減少させる働きを持つほか、肥満や脂質異常症に対する効果が明らかになっています。
●カテキンが胃ガンの原因となるピロリ菌から体を守る働きを持つことが明らかになりました。カテキンの持つ抗菌作用が細菌やウイルスから体を守り、感染症を予防する効果があります。また、カテキンは風邪の予防や、風邪のひき始めの症状の緩和にも効果があります。
●カテキンの持つ抗菌・殺菌力が、細菌の増殖を抑えて口の中を清潔に保ち、虫歯や口臭を予防する効果があります。
[確認されている作用]
・生活習慣病予防効果・血糖値上昇抑制作用・肥満予防効果・感染症予防作用・虫歯や口臭を予防する効果など
【ルチン】
ルチンとはポリフェノールの一種で、血管強化作用や抗酸化作用があります。ヘスペリジンなどとともにビタミンPとも呼ばれている水溶性のビタミン様物質です。
●ビタミンCと共に働き毛細血管を強化するため、出血性の疾患に効果があります。脳卒中や歯茎からの出血などの出血性の疾患を予防します。
●ルチンは毛細血管の弾力性を保ち、血流を良好に促す働きがあります。そのため、動脈硬化や脳血管障害予防に効果的です。また血管収縮作用もあり、高血圧の予防、血圧降下作用、痔の予防効果もあります。
●弾力がなくなり、疲れやすくなった血管をもとの弾力のある血管に変える働きがあるので、血液循環に関わる病気に有効です。同時に、心臓疾患の予防・改善効果もあります。
●ルチンはすい臓にも働きかけ、障害をもたらす物質の働きを弱め、インスリンの分泌を促すため糖尿病予防に効果があります。
●ルチンはその抗酸化作用によって脳細胞の酸化を防ぎ活性化させるため、認知症にも有効だと考えられています。
●酵素の一種であるトリプシンとブロメラインをルチンと併用すると、ひざの痛みを伴う変形性関節症に有効であったという報告があります。
[確認されている作用]
・出血性疾患予防作用・生活習慣病予防や改善作用・心疾患予防作用・糖尿病予防作用・認知症予防作用・変形性関節症改善作用など
【クリシン】
フラボノイドの一種です。ガン細胞が増殖する際、遺伝子を複製する前に増殖を阻止する作用があり、発ガン抑制作用が動物実験で確認されています。
[確認されている作用]
・抗ガン作用・抗酸化作用・抗菌作用など
【ピノセンブリン】
フラボノイドの一種で、抗炎症作用、鎮静作用、抗アレルギー作用、抗酸化作用、抗突然変異性の特性を持っています。
[確認されている作用]
・抗炎症作用・鎮静作用・抗アレルギー作用・抗酸化作用など
【カフェイン酸フェネチルエステル】
プロポリスに含まれる「抗がん有効成分」の代表的なものの一つで、水に不溶性という特性があります。カフェイン酸の誘導体で正常細胞を傷つける恐れが少なく、ガン細胞を選択攻撃します。
また、化学発ガン剤で誘発される皮膚ガンや大腸ガンも抑制します。抗がん剤の後にカフェイン1日2gを3日間動脈内投与したところ、カフェインには抗がん剤が破壊したがん細胞のDNA修復を阻害する作用があり、抗がん剤にカフェインを併用すると非常に高い効果が得られました。
プロポリスに含まれている「カフェイン酸フェネチルエステル」は、カフェイン酸よりも100倍近く強い抗癌作用を示すことが、細胞培養実験で明らかにされています。
[確認されている作用]
・抗癌作用 ・抗腫瘍作用 ・抗炎症作用など
【桂皮酸】
桂皮酸は、ヒドロキシケイ皮酸類の抗酸化物質の一種です。カシア油や蘇合香(そごうこう)の主成分で無色針状結晶で、香料・医薬などに使われます。抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用、抗腫瘍形成作用、糖尿病予防、抗菌作用などの作用があります。また、紫外線(UVB)でダメージを受けた肌の美白効果作用もあります。細胞の再生を施すので、スキンケア商品などにも利用されています。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・抗炎症作用・抗がん作用・抗菌作用・糖尿病予防作用・抗腫瘍作用など
【フェルラ酸】
フィトケミカルとして植物の細胞壁などに存在する有機化合物です。フェルラ酸は、他のフェノール類のように抗酸化作用を持ち、活性酸素種などのラジカルと反応します。動物実験やin vitroでの実験では、フェルラ酸は乳癌や肝臓癌に対して抗腫瘍活性を示しました。さらにベンゾピレンなどによる発癌を予防する効果も持ちます。
フェルラ酸には脳機能改善効果や高血圧改善などの効果があり、最近では軽度のアルツハイマー病の症状改善についても注目されています。酸化防止や紫外線吸収機能が認められ、医薬品、食品、化粧品などの原料としても使用されています。
フェルラ酸は紫外線の吸収性があることや、メラニンの生成を抑制することから美白の効果が期待できます。肌のシミやくすみ、そばかすの原因となるメラニン色素を生み出すチロシナーゼという酵素に直接働きかけることで、メラニンの生成を抑制します。肌の色素沈着を防ぎ、透明感のある肌に導く効果が期待されています。
[確認されている作用]
・アルツハイマー病予防効果・美白効果・高血圧予防効果・発ガン予防効果など
【イソフェルラ酸】
ヘスペリチン酸ナトリウムともいいます。トリテルペノイドの一種サラシナショウマまたはその他同属植物の根茎(升麻といわれる)から得られるイソフェルラ酸のナトリウム塩です。升麻は漢方で頭痛、麻疹、感冒などを治療する方剤に配合します。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・抗菌作用など
【エスクレチン】
クマリンの誘導体であり、天然のラクトンでケイ皮酸誘導体の分子間環化によって生成されます。配糖体またはコーヒー酸複合体の形で多くの薬草に含まれています。有機低分子化合物及びその製造や抗酸化剤,安定剤組成物などの分野において活用されています。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・抗菌作用など
【スコポレチン】
スコポレチンには血管を拡張させて柔らかくするという作用があります。収縮した血管を押し広げて血圧を下げる働きや、他にも抗菌や殺菌作用、炎症や鎮静作用があります。
血管が収縮して高血圧状態になった血管を押し広げて血圧を下げる働きがあり、血液をさらさらにして、血液の状態を健康的に保ってくれる働きも期待でき、そのために、高血圧の改善や予防といった効果も期待できます。
高血圧を予防することが可能になることで、動脈硬化や高脂血性、さらには心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病の予防にもつながります。炎症や痛みなどを緩和してくれる働きもあり、殺菌効果や抗菌といった効果も期待できます。
[確認されている作用]
・血管増強作用・血圧上昇抑制作用・抗菌作用・抗菌作用・鎮静作用・抗炎症作用など
【クマリン】
クマリンとは、抗酸化物質のポリフェノール・フェノール酸系に分類される香り成分です。抗菌作用、抗血液凝固作用、むくみ防止作用などがあります。クマリンは抗血液凝固作用やむくみを改善する効果などを持ち、血栓防止薬にも利用されています。
●クマリンには、血液を固まりにくくする作用があります。そのため、脳梗塞や心筋梗塞の原因のひとつである血栓を防いでくれます。クマリンは、血液の流れを良くすることで、リンパ液の循環や血流を改善する効果があるといえます。
●むくみの原因は様々あり、血液の流れが大きく関係しています。血液の流れが悪いと、余分な水分とともに体内に老廃物が溜まり、むくみにつながります。クマリンは血流を改善する効果があることから、むくみにも非常に効果的な成分です。
●クマリンは体内での細菌の増殖や生育を防ぎ、細菌を死滅させる効果を持っています。
●活性酸素とは、普通の酸素に比べ著しく反応性が増すことで強い酸化力を持った酸素のことです。体内で過剰に発生すると、脂質やたんぱく質、DNAなどに影響し、老化などの原因になるとされています。クマリンは、抗酸化作用を持つため、活性酸素を除去する効果に優れており、体を老化や疾病から守る働きがあります。
[確認されている作用]
・血流改善作用・むくみ改善作用・抗菌作用・老化や病気から体を守る効果など
【有機酸類】
有機酸とは、果実や野菜によって作られる酸の総称です。体内の乳酸を除去して疲労回復を促したり、殺菌作用もあるといわれています。
[確認されている作用]
・疲労回復作用・抗菌作用・抗酸化作用など
【安息香酸】
安息香酸は、安息香の中に含まれる静菌効果(菌などの微生物の繁殖を抑える効果)を持つ主要な成分として、古くから食品などの保存に使われてきたものです。抗菌・静菌作用があります。
[確認されている作用]
・抗菌作用・殺菌作用
【没食子酸】
没食子酸(Gallic acid)はフェノール系の抗酸化物質の一種で無色の結晶です。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・抗炎症作用・抗がん作用・抗真菌作用・糖尿病予防作用など
【オレイン酸】
オレイン酸は、高コレステロール、高エネルギーの食事が原因で過剰に増えた悪玉(LDL)コレステロールを抑制する効果があります。
●オレイン酸は、善玉(HDL)コレステロールを減少させることなく悪玉(LDL)コレステロールを減少させる効果があります。また、悪玉(LDL)コレステロールによって血管内に置かれた過剰なコレステロールを回収する役割を持つ善玉(HDL)コレステロールを増加させる働きがあることも確認されています。
●オレイン酸は、動脈硬化や心疾患に効果があるといわれています。
●オレイン酸は、腸の働きを活発にさせるため、便秘を解消する効果があります。
[確認されている作用]
・コレステロール値を下げる作用・動脈硬化や心疾患を予防する効果・便秘を解消する作用など
【バニリン】
バニリンはバニロイド類に属す最も単純な有機化合物であり、バニラの香りの主要な成分となっている物質です。別名、ワニリンとも呼びます。
[確認されている作用]
・精神鎮静化作用など
【葉酸】
葉酸とは水溶性のビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに赤血球の形成を助ける栄養素です。この働きから、造血のビタミンとも呼ばれます。また、葉酸は胎児の正常な発育に寄与する栄養素としても重要な働きを行うため、特に妊娠初期の女性に必要です。
胎児が発育する妊娠中の女性や、乳幼児期、成長期の子どもに特に必要な栄養素です。葉酸は、動脈硬化の予防に重要な役割を果たしています。
さらにホモシステイン血症を予防し、動脈硬化を予防することで血流を維持する働きもあります。血液は体中の細胞に酸素と栄養を届けており、血流が停滞すると認知症や聴力障害を引き起こすといわれています。葉酸はホモシステイン血症を予防し血流を維持することにより、認知症や聴力障害を予防する働きも報告されており、認知症予防や聴力維持に期待されています。
[確認されている作用]
・成長促進作用・貧血予防作用・動脈硬化予防作用・脳機能改善作用・胎児の神経管閉鎖障害を予防する作用など
【パントテン酸】
パントテン酸はビタミンB群の一つで、エネルギーの代謝を助ける働きがあります。そのほか、抗ストレス効果や、動脈硬化を予防する効果があり、全身の細胞で健康維持のために働く大切な栄養素です。ホルモンの合成にも関わっており、ストレスをやわらげる副腎皮質ホルモンの働きを促進させて、ストレスへの抵抗力を高める効果があります。
また血中の善玉(HDL)コレステロールの合成促進に関わり、動脈硬化を予防する効果があります。さらにビタミンCの働きを助ける役割をしています。
ビタミンCは、肌や髪の毛を作るタンパク質の合成に不可欠な成分です。特に、肌の奥にある真皮層の約70%はコラーゲンというタンパク質で作られており、潤いや弾力を保っています。髪の毛もコラーゲンなどのタンパク質でできているため、健康な髪の毛や肌のためにはビタミンCの働きが重要です。
[確認されている作用]
・ストレス鎮静作用・動脈硬化予防作用・肌と髪の健康を保つ効果など
【ニコチンアミド】
ビタミンB群の一種で、別名として「ナイアシンアミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれます。体内で様々な酸化還元反応を幅広くサポートする補酵素として働いています。皮膚や粘膜を正常に保つ作用や、血流をよくする作用があります。ニコチン酸アミドは、肉体疲労時の滋養強壮・栄養補給ドリンク剤、にきび、肌荒れのケアを主目的としたビタミンB2B6主薬製剤などに幅広く配合されています。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・皮膚や粘膜を正常に保つ作用・血行改善作用など
【プロビタミンA】
プロビタミンとは、ビタミンの作用はないが生体内に取り込まれるとビタミンに変化しビタミンとして働く物質のことです。ビタミンAは、視覚や細胞分裂にかかわるほか、抗酸化作用で体内の酸化を防止します。
[確認されている作用]
・抗酸化作用・視覚調節作用・免疫向上作用など
【ビタミンB1】
ビタミンB1は水溶性のビタミンB群の一種で「疲労回復のビタミン」とも呼ばれています。炭水化物(糖質)の代謝を促すため、白米を主食としエネルギーを糖質から多く得ている日本人にとって特に重要な栄養素です。また、エネルギーを作る手助けをすることで、神経や筋肉の機能を正常に保つ効果があります。
糖質代謝の過程でビタミンB1は、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンB1が不足して脳のエネルギーが不足すると、脳の働きが悪くなることでイライラしたり、怒りっぽくなったり、集中力や記憶力が低下します。また、脳からの指令で動く末梢神経の働きが悪くなり、足の痺れや運動能力の低下が起こります。
[確認されている作用]
・疲労回復作用・神経機能を正常に保つ作用など
【ビタミンB2】
ビタミンB2は、ビタミンB群の一種でリボフラビンとも呼ばれています。脂肪を燃焼させ、エネルギー代謝や細胞の新陳代謝を促進し健康な皮膚や髪・爪を作るなど、発育や美容に関わるビタミンです。美容のビタミン、発育のビタミンともいわれます。ビタミンB2は、三大栄養素の中でも、特に脂質の代謝において非常に重要な働きをしています。
●ビタミンB2は細胞の再生や皮膚、毛髪や爪をつくりだして全身の成長・維持を助けます。また、粘膜を保護する働きがあり、目や舌、唇などの粘膜性の部位の健康にも効果があります。
●ビタミンB2は、過酸化脂質の分解を促進する効果があります。過酸化脂質とは、体内に蓄積すると動脈硬化や老化を進行させ発ガン性もあるといわれる有害物質です。
●肥満を防ぐために最も大切なポイントは、代謝によって脂肪を体に溜め込まないようにすることです。この代謝には、ビタミン・ミネラルなどの必須栄養素が必要ですが、ビタミンB2は脂質・糖質の代謝を高めるので、ダイエット中も意識して摂ることが勧められています。
●ビタミンB2には、糖尿病を予防する効果もあります。糖尿病はインスリンというホルモンの分泌が減少して糖質の代謝がうまくいかなくなり、血糖値が上がる病気です。ビタミンB2は糖の代謝を促進する働きもあるため、糖尿病の改善や予防の効果が期待できます。
[確認されている作用]
・成長促進作用・生活習慣病予防・改善作用・ダイエット効果・糖尿病予防作用・粘膜や皮膚を健康に保つ効果など
【ビタミンB6】
ビタミンB6はタンパク質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。また、ホルモンのバランスを整える働きもあり、女性の味方となるビタミンです。ビタミンB6はアミノ酸の代謝と関わっているため、神経伝達物質の合成を促進する作用があり、精神状態の安定にも役立ちます。
●ビタミンB6をしっかりと摂ることで、タンパク質の代謝がうまく進むため、丈夫で健康な皮膚や粘膜、髪、歯、爪をつくることができ、成長を促進します。
●ビタミンB6は脂質の代謝をサポートし、肝臓への脂質の蓄積を防ぎ、脂肪肝を予防する効果があります。
●ビタミンB6は、ビタミンB12、葉酸と共に摂取することで、動脈硬化の一因となるホモシステインを抑制する効果が報告されています。その他に、コレステロール低下効果も報告されており、動脈硬化予防に期待されています。
●ビタミンB6が不足すると、アミノ酸の代謝が悪くなり神経伝達物質が不足し、神経系統に支障をきたします。知性の発達の遅れや、アルツハイマー病の原因にもなります。
●最近の研究では、ビタミンB6を摂ることで免疫のバランスを正常な状態にし、アレルギー症状を緩和することが分かってきました。小児ぜんそくの発作を防ぐなど、免疫力を向上するともいわれています。さらにビタミンB6は、免疫機能を正常に維持することによって、アレルギー症状を緩和する効果があります。
●ビタミンB6は、女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。この働きにより、ホルモンバランスの崩れが原因のひとつである、月経前症候群 (PMS)の症状(憂うつ、イライラ、肩こり、頭痛、腰痛、全身のだるさなど)を和らげる効果があります。
[確認されている作用]
・成長促進作用・脂肪肝予防作用・動脈硬化予防作用・神経機能を正常に保つ作用・アレルギー症状緩和作用・月経前症候群 (PMS)症状緩和作用・つわりの症状を緩和する作用など
【ビタミンE】
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つビタミンの一つで、活性酸素の害から体を守り老化や生活習慣病の予防効果が期待されている栄養素です。血管や肌・細胞などの老化を防止し、血行を促進するなど生活習慣病の予防に効果があり「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
●ビタミンEは、強力な抗酸化作用によって細胞の酸化を防ぐことから「若返りのビタミン」と呼ばれ、老化を遅らせる効果が期待されています。
●ビタミンEは、抗酸化作用によって生活習慣病の予防や改善に役立ちます。血管が老化し血流が悪化する動脈硬化は、高血圧や心筋梗塞、脳卒中など死亡率が高いとされる様々な病気を引き起こします。動脈硬化の原因のひとつは、血液中の悪玉コレステロールが酸化され、粘性の高い過酸化脂質が血管の内側にこびりつくことです。そこでビタミンEの強力な抗酸化力によって、コレステロールや脂肪の酸化を防ぎ、血管のしなやかさを保つため生活習慣病の予防や改善に役立ちます。
●ビタミンEは、血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑えて毛細血管を広げる働きがあり、血流を改善する効果が期待できます。さらに、過酸化脂質を分解して血液中に粘度のある物質が流れ出すのを防ぎ、血液をサラサラに保ちます。ビタミンEはこの働きにより、末梢血管の血行障害が原因と考えられる肩こり、腰痛、冷え性、頭痛、しもやけ、痔などの症状を改善します。
●ビタミンEの血流改善効果によって、全身に血液が供給されることで細胞の新陳代謝も活発になり、皮膚のカサカサ感を改善したり、肌に色つや・ハリが出るといった効果も期待できます。さらにビタミンEは、紫外線による害から肌を守る働きがあり、シミやそばかすにも効果的です。ビタミンEは皮膚に浸透することもできるため、ビタミンEを配合した化粧品も多くあります。
●ビタミンEの化学名であるトコフェロールは「子どもを生ませる」という意味です。ビタミンEは生殖機能を維持し、月経前のイライラ、生理痛、生理不順などを改善する効果があります。また女性は閉経を迎える時期になると、女性ホルモンの分泌が減少してホルモンバランスが大きく変わり、肩こり・めまい・冷え・のぼせ・息切れ・手足のしびれなど更年期症状が現れます。この時期に食品やサプリメントでビタミンEを多く摂取すると更年期症状を軽減することができます。
[確認されている作用]
・老化防止作用・生活習慣病予防や改善作用・血流改善作用・美肌作用・生殖機能を維持する効果など
【ビタミンD】
ビタミンDは脂溶性のビタミンで、カルシウムの吸収を高め骨への沈着を助ける効果があります。紫外線を浴びることによって体内で合成することができる唯一のビタミンで「太陽のビタミン」とも呼ばれています。ビタミンDは骨の形成や成長に重要なカルシウムの吸収に深く関わっています。骨の成長のほか免疫力を高める働きもあり、丈夫な体づくりには必要不可欠です。
●活性型ビタミンDは血液中のカルシウム濃度を高めます。さらに血液中のカルシウムが骨や歯に沈着するのを助け、成長の促進や丈夫な骨や歯の形成、維持に働きます。
●ビタミンDとカルシウムの摂取量と糖尿病のリスクに相関性があり、摂取量が多いほど糖尿病のリスクが軽減するという報告があります。また血糖降下作用をもつインスリンの分泌を促すことも知られており、糖尿病の予防効果や生活習慣病の予防効果が期待されています。
●ビタミンD3が細胞で抗菌物質を分泌し、免疫力を高めることが分かってきました。現在ではビタミンDを摂った場合、季節性インフルエンザの発生率を抑える働きがあることが分かっています。また、近年の研究ではビタミンDが不足すると肥満になりやすいという研究報告もあります。
[確認されている作用]
・骨や歯を丈夫にする作用・糖尿病予防作用・免疫力向上作用など
【ミネラル】
ミネラル類とは五大栄養素のひとつで、体の組織を作る原料となり、体の働きを維持・調節する働きを持つ微量栄養素で、人間にとって必要不可欠な成分です。ミネラル類は体内で作ることができないため、食品やサプリメントなどでバランス良く摂取する必要があります。
●コバルト
赤血球の色素生成など造血に働きます。
●カリウム
カリウムはナトリウムと深く関わり、体内のナトリウムを排泄しやすくする働きがあります。そのためカリウムは高血圧を予防する働きが期待できます。むくみ予防や改善効果もあります。
●カルシウム
カルシウムは骨や歯を構成し、乳製品や小魚などに多く含まれます。不足すると、骨粗しょう症やイライラの原因のひとつとなります。血液が固まるのを助ける作用やストレス鎮静作用などもあります。
●マグネシウム
マグネシウムは、カルシウムと密接な関わりがあり、骨や歯の形成に必要な栄養素です。不足すると、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞や筋肉の痙攣、神経過敏症などの症状が現れます。また、骨粗しょう症や糖尿病などの生活習慣病の危険性も高まります。マグネシウムには糖尿病予防効果も期待されています。
●鉄
鉄は吸収率が低い栄養素で、体内から排泄される量の何倍もの摂取が必要です。また、月経のある女性や妊婦の場合は特に不足しがちで、鉄が不足すると貧血になります。
●銅
銅が不足すると、貧血になるほか、骨がもろくなったり毛髪の色素が抜けたり、脂質や糖の代謝に異常が起きることがあります。
●亜鉛
亜鉛は体内での様々な代謝に関わっているため、亜鉛が不足すると細胞やタンパク質の合成がうまくいかず、子供の場合は発育が遅れます。また、舌の表面にある味を感じ取る細胞が生まれ変わる機能が落ちるため、味覚障害が起こります。皮膚炎や、免疫力の低下もみられます。
●クロム
クロムは様々な食品に微量ずつ含まれる、代謝に関わるミネラルです。血糖値、血圧、コレステロール値を下げる働きに関わり、特に血糖値を調節するインスリンというホルモンの働きを助けます。クロムが欠乏した場合には、糖の代謝異常、成長障害、脂質やタンパク質の代謝異常、角膜の異常、動脈硬化、脂質異常症などが起こります。
●マンガン
マンガンは、代謝に関わる酵素の構成成分となったり、酵素を活性化する成分として様々な働きをしています。
●モリブデン
肝臓に比較的多く存在し、酵素の構成成分として働いたり、尿酸の代謝に関わっています。モリブデンが構成成分となっている酵素が遺伝的に欠損している場合、脳の委縮や痙攣、精神異常、目の水晶体異常などがみられます。
※ミネラル類の役割は主に次の4つに分けられます。
1.骨・血液など身体の構成成分となる作用
2.酵素の働きをサポートする作用
3.体液の浸透圧・pHを調整する作用
4.神経・筋肉機能を正常に保つ作用
【リノール酸】
リノール酸は、体を元気にしてくれる働きがあります。特に、脂肪をエネルギーへ変えるよう促したり、代謝を高める働きがあります。代謝を高め、脂肪を燃焼しやすい体づくりを助けてくれる大切な成分です。運動をすることと同じような脂肪燃焼効果を持っています。
次に、余分な脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。脂肪を溜めにくい体づくりに欠かせない成分といえます。脂肪を減らし筋肉を増やす働きを持つリノール酸は、健康な体を作るための優れた成分です。代謝の良い、脂肪が燃焼しやすい体へと改善します。
●リノール酸は、脂肪を分解・消費します。この酵素は本来運動をすると活発になるものです。つまりリノール酸は、運動をすることと同じような脂肪燃焼効果を持っています。肥満を予防・改善しダイエットに効果的だと言えます。
●リノール酸は高い抗酸化作用を持つため、動脈硬化を予防する効果が見込まれます。
●リノール酸が持つ高い抗酸化作用により血液の流れを改善するため、血流促進効果が期待できます。さらには筋肉が増強されることにより、体内の温度が上昇し、冷え性や低体温を改善する効果があります。
●リノール酸には、アレルギー反応を抑制したり、アレルギー症状を引き起こす原因となる物質の生成を抑える効果もあります。免疫機能の改善に役立ちます。
[確認されている作用]
・肥満予防作用・筋肉増強作用・動脈硬化予防作用・冷え症改善作用・アレルギーの抑制作用など
【α-リノレン酸】
αリノレン酸は、人間の体内では合成することのできない必須脂肪酸です。血流改善や動脈硬化の予防に効果的な成分です。αリノレン酸が不足すると脳や神経、皮膚などに影響が現れます。また血栓がつくられるのを防いだり、血圧を下げたり、アレルギーを抑制したりと様々な働きを持ちます。
●αリノレン酸は体内に入るとDHAやEPAに変換され、血液をサラサラにすることで動脈硬化や心筋梗塞を防いだり、脳の働きを高めるなどの効果があります。また、脳細胞を活性化する働きもあります。
●アレルギーの原因のひとつとして、リノール酸の過剰摂取があります。αリノレン酸は、リノール酸に対して競合的に働き、アレルギーを抑制する働きを持っています。
●人間の体は約60兆個の細胞からできています。この細胞膜を構成しているαリノレン酸などが不足することで、老化の促進にもつながってしまいます。
●αリノレン酸などのn-3系脂肪酸はうつ症状を軽減させる効果があると考えられています。
●その他の働き
循環器…呼吸器系…心血管疾患の初期予防、高血圧抑制
美容系…皮膚のしわやたるみ予防
[確認されている作用]
・血流改善作用・血栓予防作用・アレルギー抑制作用・老化予防作用・うつ症状軽減作用など
【γ-リノレン酸】
γリノレン酸とは、血圧やLDLコレステロール値、血糖値を低下させる効果に加えて、正常で健康な皮膚の構造と機能に役立つとされています。イギリスでは医薬品として用いられている成分です。
●γリノレン酸は、血糖値やコレステロール値、血圧を下げる効果があります。γリノレン酸の摂取は生活習慣病を予防する効果が期待されています。また、代謝促進などの働きもあることから、ダイエット効果も期待されています。
●γリノレン酸はイギリスやドイツ、フランスなどでは医薬品として扱われており、アトピー性皮膚炎の治療に用いられています。そのため臨床試験も多く実施されており、アトピー性皮膚炎の諸症状である「痒み」に対して有効であることが明らかとなっています。その他にも多くの研究で、アトピー性皮膚炎に対して非常に効果的であり、重要な成分であることがわかっています。
●炎症性物質の活性を抑えることで、関節リウマチの予防や治療に役立つという研究がされています。
●月経前症候群(PMS)とは、月経前のイライラや胸の張り、むくみ、頭痛などの症状をいいます。近年の研究からは月経前症候群の症状を訴える女性の多くが、γリノレン酸の血中濃度が低いということが示唆されています。
[確認されている作用]
・生活習慣病予防作用・アトピー性皮膚炎に対する効果・関節リウマチに対する作用・月経前症候群に対する効果など
【アミノ酸】
アミノ酸は、たんぱく質を構成する材料として、人間に限らず、様々な動植物の生命の源となる栄養素です。たんぱく質は、内臓や筋肉、皮膚にいたるまで存在し、健康維持や美肌に効果を発揮します。
●アミノ酸は、疲労の原因となる乳酸の発生を抑える効果があり、特に筋肉疲労を予防し、回復する効果があるといわれています。
●アミノ酸は、肌の水分を保ち、保湿する働きがあります。肌のハリを生み出すコラーゲンは、アミノ酸が集まってできています。アミノ酸には、肌の潤いだけでなく、ハリを生み出す効果もあります。さらに、アミノ酸は髪の毛の水分を保つキューティクルの保湿成分でもあります。
●アミノ酸は、脳内の興奮状態を鎮め心を落ち着かせるリラックス効果があるといわれています。
[確認されている作用]
・筋肉疲労予防や回復作用・スキンケア作用・リラックス作用など
【アルギニン】
アルギニンはアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促進し、筋肉組織を強くしたり、免疫力を高める効果があります。また、アンモニアの解毒や血管の拡張による血流改善効果があります。さらにアルギニンは肌を保湿し、新陳代謝を促すことで美しい肌へと導きます。
●アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促す効果があります。成長ホルモンは病気への抵抗力を高めたり、体の傷を早く治す効果があります。また、成長ホルモンには食欲を抑える力があるため、食欲抑制剤としても利用されています。
●アルギニンは、マクロファージとよばれる免疫細胞を活性化させる働きがあります。また傷の治癒に重要な成分の合成にも関わります。
●アルギニンは体内で一酸化窒素をつくり出します。一酸化窒素は体循環や腎循環、血圧の調整などの重要な働きをします。血管を拡張し、血流をスムーズにすることで動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防効果が期待されています。
●アルギニンは肌を保湿する効果があり、角質層を保湿する効果があることがわかっています。
[確認されている作用]
・成長ホルモン分泌促進作用・免疫力向上作用・アンモニアの解毒作用・血流改善作用・スキンケア効果・ダイエット効果など
【スレオニン】
スレオニンは歴史上最後に発見されたアミノ酸で、体内で合成することができない必須アミノ酸に分類されています。スレオニンは、成長を促進する効果や、肝臓の脂肪蓄積を抑制する効果があります。
●スレオニンは代謝を促すことによって肝臓への脂肪蓄積を防ぎ、脂肪肝を予防する効果があります。
●スレオニンは、新陳代謝を促し新しい細胞をつくり出すことで成長を促進する効果があります。身体の各機能が正常に発達するように促します。
●スレオニンは胃酸の分泌のバランスを調整する働きがあるため、胃炎を予防する効果があり、食欲を増進させます。
●スレオニンは、肌の潤いを保つ天然保湿成分にも存在し、体内でコラーゲンを合成する際の材料となります。スレオニンの積極的な摂取で肌の健康状態を保つ効果が期待できます。
●ケラチンを構成するアミノ酸の一つであるスレオニンは、髪の潤いとハリを作るために必要な成分です。
[確認されている作用]
・脂肪肝予防作用・成長促進作用・胃炎改善作用・美肌効果・髪の潤いを保つ効果など
【リジン】
リジンとは、必須アミノ酸の一つで、ブドウ糖の代謝を良くして集中力を高めたり、カルシウムなどの吸収を促進するほか、肝臓機能の強化などの効果が確認されています。
●リジンには、アルコール摂取などで弱った肝臓の機能を高める働きがあります。
●リジンには、唇などに疱疹を起こす単純疱疹の原因となるウイルス感染を予防・改善する効果があり、感染症に対して抵抗力を高める効果を持っているとされています。
●リジンには、血圧を降下させ脳卒中発症率を低下させる作用があるとされています。
●リジンは、男性脱毛症の改善に有効であるとされ、近年では育毛剤の成分としても注目されています。
[確認されている作用]
・疲労回復作用・集中力を高める作用・肝機能を高める作用・単純疱疹(ヘルペス)を予防改善する作用・脳卒中発症抑制作用・髪の健康を保つ効果など
【ヒスチジン】
ヒスチジンとは、大人は体内で合成でき子供の場合は合成できないため、子供にとっては必須アミノ酸となります。ヒスチジンは体内で成長に関与し神経機能補助を行います。また、慢性関節炎の症状緩和、ストレスの軽減などの効果もあります。
●ヒスチジンは、体内で交感神経を刺激するヒスタミンに変換され、外傷や薬などの刺激により血管を拡張する作用があります。血管が拡張されることで、慢性関節炎の痛みやストレスを和らげます。
●神経機能に働きかけ、脂肪細胞において交感神経を刺激することで脂肪燃焼を促進する効果があるとされています。また、食欲を抑制する効果もあるとされ、近年ではヒスチジンには2つの肥満防止作用があることが明らかとなり、ダイエット効果が期待されています。
●最近の研究では、脳梗塞などの急性期の脳虚血疾患による脳組織の死滅が抑制される可能性が、動物実験により明らかになっています。
[確認されている作用]
・成長促進作用・慢性関節炎緩和作用・ダイエット効果・脳神経保護作用など
【チロシン】
チロシンは神経伝達物質の原料となり、うつ状態を改善する効果がある非必須アミノ酸の一種です。またチロシンは代謝や自律神経の調整を行う甲状腺ホルモンや髪の毛、皮膚の黒色色素であるメラニンの材料となります。
●脳を興奮状態にしてやる気を起こさせるドーパミンや、脳を緊張状態にし集中力を高めるノルアドレナリンの材料となるため、うつ状態の治療に効果があります。
●チロシンは脳を活性化させるドーパミンやノルアドレナリンの前駆体であることから、集中力を高める効果があります。
●チロシンは、ストレスや疲労を緩和する効果があります。また、神経伝達物質を生成することで脳の働きを活発にし、慢性疲労症候群を改善する効果があります。
●チロシンは、体内でメラニン色素を生成することで黒髪を形成し、白髪を予防します。
[確認されている作用]
・うつ症状改善作用・集中力向上作用・ストレス緩和作用・白髪予防作用など
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