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プロポリスの比較
深刻な健康の悩みのある人がプロポリスを試そうと思っても、
『どのプロポリスを飲んだらいいのか迷う』
『どうやって比較すればいいのか判らない』
という話しはよく聞きます。
がんに効くといって一時期『プロポリスブーム』になったのでプロポリスを知っている方も多いのですが、現在でもありとあらゆるプロポリス製品が沢山の会社で販売されています。
形状(液体・カプセル)・品質・価格の違いなど、実に様々な「プロポリス製品」が市場に出回っています。
どのような基準や判断で比較して選べばよいのでしょうか?
まず当然のことですが、口に入れるものですから安全であることは絶対条件です。
でも、この安全性ですら不明で、比較すらできない製品がたくさん溢れているのが実情です…
世界で一番品質が高いとされている、ブラジルで製造された製品を購入するのならS.I.Fマーク(ブラジル連邦政府農務省認可マーク)が記載されていて、輸出が許可された製品を選ぶことは最低、絶対条件といえるでしょう。
この認可を取得するには製薬会社と同等の厳しい衛生基準・設備をクリアし、日本でいう薬剤師と同等の資格を持った人間が責任者であるという大変厳しい条件があります。
ですからこのマークが記載されていれば、安全・衛生面で安心といえます。
しかしS.I.F認可マークが付いているからといって、品質が保証されている訳ではありません。
衛生的な環境・設備で製造されているので“安心して口にできる”というだけのことです。
購入する際は最低限、この認可を取得していて製品に記載があるものを選ぶべきでしょう。
プロポリス輸入時の安全性
日本国内で販売する為には、輸入時に厚生労働省認可の検査センターで検査を受ける必要があります。
この検査は、輸入される食品に農薬などの有害物が含まれていないかを検査するものです。
規定が厳しく、何種類もの項目の検査が要求され、1種類あたりの検査量も通常のプロポリス液体瓶を何十本も使用して比較検査されます。
検査費用も高額となるのですが、安全の為に日本の法律で決められていることですから当然実施している必要があります。
個人輸入等で検査を実施しないで販売し、低価格で販売されている商品もありますが、違法なだけでなく有害な残留物が含まれている可能性や、品質の低いものが出回っているので注意が必要です。
プロポリスの品質
衛生管理された工場で作られ、検査もきちんと行われていて、安全に口にできるのは最低条件で当たり前のことです。
しかし健康の為にプロポリスを期待して飲むのですから、高い品質が証明されていなければ飲む意味はありません。
優良メーカーであれば、公的検査機関でプロポリス製品の成分検査を実施していて、その成分結果を見せてくれるはずです。
上記の成分分析表は、寺尾養蜂社の『恵』プロポリスの成分結果表です。
ブラジルの公式機関(unesp)で検査されたものです。
公正な第三者機関が科学的に成分分析をするので、その検査結果を比較すれば『成分内容』の良し悪しが判断できるでしょう。
『成分内容の資料を公開』することなく成分内容を自称しているのなら、本当なのかどうか注意が必要です。
一般的に検査されている、身体に有用な成分やプロポリスの品質項目は、
・乾燥エキス(W/V)濃度
…プロポリスエキスが、どの程度の濃度かが判ります。
・フラボノイド(ケルセチン)含有量
…プロポリスの代表的な成分総称で、フラボノイドの一部ケルセチンで検査します。
・フェノリックス含有量
…フラボノイドと同じく人体に有用とされている、プロポリスの代表的な成分です。
実際には上記以外にも、何百種類もの有用成分が含まれていることが大学などの研究機関で解明されていますが、その全ての品質検査をしていると膨大な金額が掛かる為、プロポリス製品の場合は上記の代表的な成分を検査するのが一般的です。
また『原料』や『等級』も大事です。
できることであれば、世界中で最も高品質であるブラジル産『グリーンプロポリス』で、等級も高いものを選ぶ方が良いでしょう。
そして、その科学的結果が反映される『成分内容分析書』を確認して比較すると安心ですし、有効成分が豊富に含まれた品質の高いプロポリスを選ぶことができるでしょう。
ただ注意すべき点として、プロポリスには一番搾り、二番搾り、三番搾り…というものがあります。
(一番煎じ…と呼ぶこともあります)
ビールの名称でよく聞きますよね。
あまりこのことについて触れられていないことが多いのですが、「二番搾り」とはプロポリス原塊を一回目に使用した後に、再度使用してエキスを抽出することです。
「三番搾り」は三回目になりますね。
ということは、どんなに良質な原料を使用していたとしても二回目、三回目になると、一回目で成分が抽出されて「出がらし」というわけなので、有効成分が少なくなり品質も低い物になってしまいます。
優良メーカーでも二番搾りくらいまでは使用しますが、三番・四番…と使用する業者もいるようです。
その場合でも「成分分析」結果を見れば一目瞭然です。
成分分析結果を公開していない場合は問題外ですが、公開している場合でも成分内容がどれくらい含まれているかを比較して、値段と合うかどうかを確認した方がいいでしょう。
プロポリスの価格

プロポリスの価格も特に気になる条件です。
というよりも、一番気になるところですよね(笑)
販売されている『プロポリス』製品は、なんと百円ショップで販売されているものから、数万円するものまで様々です。
そして、有効成分などの品質も様々です。
百円ショップで売られているものと数万円で売られているものを比較して、同じ品質を期待するのは無理だということは常識で分かりますが、このように値段には大きな差があり消費者にとって判断することは難しいことだといえるでしょう。
言えるとすれば、『成分分析表』などの科学的根拠を比較すれば間違いないのではないでしょうか。
適正価格が幾らかということは一概には言えませんが、『安全性』『製造時の衛生管理』『品質』『有効成分』をよく比較してから購入するとよいでしょう。
健康の為に飲用するのに、安くても有効成分が少ないものを飲んでも本末転倒ですし、成分内容が良くても値段が高過ぎると経済的に飲み続けることができません。
また、これはどんな商品にでもいえることですが、TVやチラシ、雑誌などで大々的に宣伝している大手のメーカーは『広告費』に多大なお金を使っています。
また人件費も沢山かかるので、その分はどうしても製品価格に上乗せするか、製品の品質を落としてでも利益を出さなければなりません。
利益を出さなければお客さまに商品自体を届けられないからです。
販売者としてここは悩ましい問題です。
1、宣伝を大々的にして、製品価格を高く提供するか?
2、宣伝を大々的にして、品質を落としてでも安く提供するか?
3、宣伝費にお金を掛けずに、小規模でも品質も高く適正価格で提供するか?
商売として考えた時には1か2を選ぶのが当然なのですが、3のように良心的に商売をしているメーカーもあります。
しかし、なかなか消費者からの知名度や信頼を得ることができません。
消費者がどこに重きをおいて選ぶかにもよりますが、、、
『ブランドとしての知名度があり信頼できる代わりに、製品価格が高くなったり、品質(有効成分)が低くても購入するか?』
『ブランドや知名度にはこだわらずに、信頼できるメーカーを見つけて本当に品質が良くて適正な価格の商品を購入するか?』
プロポリスに限った話ではありませんが、自分の健康の為に選び、大切なお金を使うのであれば『成分内容』なども比較して、よく考えられてから決めたほうがいいかもしれませんね。
いずれにせよプロポリスは薬ではありません。
古代より人類が『民間療法』として利用してきたものです。
『グリーンプロポリス』が発見されて以降研究も進み、沢山の有効成分が発見されていますが、それでも“薬のように病気をすぐに治したい”と思って飲用するものではありません。
健康の為に長く飲み続けなければ意味がありませんので、財布と相談して適正な価格を見極め『安物買いの銭失い』にならないようにしたいものです。
液体(原液タイプ)とカプセル

液体(原液タイプ)は苦くて飲みにくいという方もいます。
カプセルの方が飲みやすいことは確かでしょう。
ただ『価格』と『成分内容』については、よく考える必要があります。
カプセルにするには加工しなければいけません。
飲みやすい形状(小さく)にするには、中に充填するエキスの量も少なくなりますし、プロポリス原液以外の油などの添加物と混合しなければ作ることができません。
また加工費が製品代金に掛かってきますから、原液の場合の成分量と比較すると、どうしても価格が高くなってしまいます。
また原液を直接飲み物などと飲用する場合は、口腔内や喉を通っていきますから、プロポリスが健康に及ぼす効果を期待できますが、カプセルの場合は胃の中で溶けるものなので胃に入るまでの効果は期待することが難しいかもしれません。
プロポリスは飲みたいけれど、どうしても原液が苦くて飲用できないという場合は、ドラッグストアーなどの薬局で空のカプセルが数百円で販売されていますから、その空のカプセルにプロポリス原液を入れて飲まれると、濃度が高く品質の高いプロポリスを飲用することができます。
しかし『良薬は口に苦し』という諺があるように、できれば原液を飲み物などと一緒に口から飲用されるほうが、健康にも経済的にもいいでしょう。
プロポリススプレー

プロポリスを健康の為に飲みたいけれど「どうしても辛味が苦手で飲めない」という方もいます。
そういった方に最近とても人気があるのが「プロポリススプレー」です。
各メーカーさまざまなタイプのスプレーを販売していますから、どうしてもプロポリス原液が苦手で、飲めないという方にはとてもいい商品です。
メーカーによって色々な味のスプレーが販売されていますが、気を付けなければいけないのはプロポリススプレーは決して「原液タイプ」と同じ成分内容ではないということです。
プロポリススプレーにする為には、その他の成分で薄めなければいけないためです。
寺尾養蜂社のプロポリススプレーでいえば、「オレンジ花蜜」「純粋ハッカ」でプロポリスエキスを薄めて、特殊製法でスプレータイプにすることで辛味もなく飲みやすく、おかげ様でとても人気が出ていますが、プロポリス原液タイプと比べるとわずかしかプロポリス成分は入っていません。
ですからプロポリススプレーを使用される場合は、原液タイプと同じように大きな効果を期待されるのではなく、ちょっと喉に不快感を感じる時や、風邪のひき始めなどに使用されることをお薦めしています。
原液タイプと違い、いつでも持ち歩いて「シュッシュッ」とできるようにされている方がとても多いようです。